前回はオンラインで気を付ける事の基本をお話しました。
今回は、オンラインで商談やセミナーをする時に心掛けたい事をコミュニケーションやトークを中心にお話したいと思います。
オンラインで全国と繋がる

全国どこからでもセミナーや商談ができる時代になりました。
好きなところに住めるし、都会に住み続ける理由もありません。
私はそのため、感性のおもむくままに引っ越しをしました。
その話は、また次回紹介しますね。
遠方のお客様とも気にせず商談が出来る事から、商圏が全国に広がり、働き方が変わった方もいらっしゃると思います。
そんな時代だからこそ、PCの画面越しに見える相手の態度や振る舞いで、印象は左右されるなぁと感じます。
オンラインで商談が決まりやすい方、好印象を持たれる方とは、どんな方なのでしょうか?
逆に良い印象を持たない方とはどんな方でしょうか?
オンラインも対面も、大事な事は変わらないのだと私は思います。
オンラインコミュケーションで大切な事

私は、数々のセミナーやワークショップをこなしています。
コロナの影響を受けてからもZOOMでやらせていただいてます。
オンラインだって対面と同じ。いえ、もしかたら、対面より情報が限られてるゆえ、対面以上にコミュニケーションが大切になってくると感じます。
大事なポイントはふたつです。
- アイスブレイクタイムを意識する。
- 相手に誠意がしっかり伝わるアクションをする。
たったこれだけを意識するだけで、相手に伝わる印象は全然違います。
対面で説明していた資料は、共有画面を見せる事でどうにでもなります。
むしろ、オンラインであるという事がメリットになり、より分かりやすく伝えることが出来るかもしれません。
しかし、話す人の声・表情・振る舞いは、オンラインならではの気配りが必要なのです。
1.アイスブレイクタイムを意識する。
対面で商談する時、いきなり本題に入りますか?
特にあまり面識のない方や、ご紹介いただいて初めてお話する時など、まずは自己紹介と、緊張をほぐし心を開いていただくステップを踏みますよね?
いきなり売る人はいないと思います。
(もしそれをしている方がいたら、なぜ商談がうまくいかないのか根本から見直してください。)
アイスブレイクタイムが存在しますよね。
研修やセミナーも同じことが言えますね。
必ず、イントロダクションが存在します。
会場の皆さんに答えを求めたり、反応を見たり、会話のキャッチボールしたり。
こういったことが、オンラインだとなかなか難しく感じることもあります。
画面上に見える情報しかありませんし、オンラインの仕組み上、お話する人以外のほとんどがミュートにしている状態ですから、反応がわからない状態で話さなければいけない事も多くあります。
だからこそ、アイスブレイクタイム、と言われる本題の前のコミュニケーションは大事です。
また、場合によってはブレイクアウトルームと呼ばれる小部屋を活用し、少人数グループでワークしてもらう、交流してもらうなどもおすすめです。
大勢での研修・セミナーでは、講師が一方的に話すスタイルになりがちです。
オンラインだからこそ、グループワークをしてもらうことで、受講生同士が交流出来て、それぞれの考えや情報のシェアができ、より深いインプットアウトプットが可能になります。
2.相手に誠意がしっかり伝わるアクションをする。
相手の話に「興味がありますよ。」「しっかり聞いてますよ。」という意思がしっかり伝わるアクションをしましょう。
話す側も受け手も反応はオーバーなくらいを意識してみましょう。
オンラインでは、PCの画面の中の少ない情報で相手を見るため、小さな反応では、全く伝わりません。
自分が思った以上に、無表情・ノーリアクションと受けとられます。
怖い、印象悪い、とさえ思われてしまいます。
カメラの前でしっかり移るような拍手や挙手、状況が許せばチャットや反応ボタンで意思表示し、相手の話す言葉にしっかり反応しましょう。
笑顔を意識したり、大きくうなづいたり反応したりすることで、
「この人は自分を受け入れてくれている。」「自分の話に興味を示してくれている。」と感じることが出来ます。このような事が、好印象に繋がりコミュニケーションが取れている状態なのです。
オンライン会議やオンライン研修でやってはいけない事
私のセミナー・ワークショップの参加者は、時には100人を越えますが、参加してくださる方を見ていて、気付くことがあります。
とてももったいない方がいらっしゃいます。
例えば、セミナーの真っ最中にもかかわらず、画面の向こうで何やら話している方。
大笑いしている動作が見えます。
ご家庭や事務所、それぞれの場所からオンラインで入れるのは便利ではありますが、見られている、という意識は忘れないで欲しいです。
ミュートにしていればよい、というものでもありません。
こちらの話に耳を傾けずに別の事をしているのが丸わかりです。
これにはがっかりします。
また、非言語コミュニケーション、服装なども印象の上でとても大事になってきますね。
自宅で気軽にオンラインだとしても、ビジネスだという事を忘れない服装が重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
オンラインにうつる自分がどういう印象を持たれているか、意外と見落としがちですが、しっかり意識してコミュニケーションを取っていきたいですね。
私どもは、このオンライン時代でのコミュニケーション術について学んでいくZOOM講座「かのう塾」を開設いたしました。
ぜひこれを機に自らのコミュニケーションを見直してみてはいかがでしょうか。